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zoom RSS 高齢者の水分補給について・・・・

<<   作成日時 : 2007/03/12 12:28   >>

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 自分が初めて老人病棟に介護職として勤務したとき
 
 「何故こんなに水分を摂らせるのだろう?
と疑問に思いました。


 実は、高齢者にとって水分補給は命に関わるほどとても重要なことなのです。
(多少オーバーな表現かもしれませんが・・・)


 高齢者は
@体内に水分を蓄える機能が若い人より低下している(水分貯留量が若い人の20〜40%)
A加齢による腎機能の変化によりオシッコの回数・量が多くなる(場合によっては回数・量が減少する場合もあります)
B口渇中枢の閾値の低下によりのどの渇きを感じにくくなっている
Cその他、習慣、お茶やジュースなど若い頃から水分を口にすることが少なかった。また、Aにも関連することですが、トイレが近くなるから水分を控えてしまうということもあります。
この他にも、薬の作用で尿量が多くなることもあります。

以上のことから要因から脱水を起こしやすいのです。



 では、高齢者が脱水を起こすとどうなるのでしょう?

 最初(初期段階)は、何となく活気が無くなった微熱がある(37℃前半)、皮膚が乾燥してい光沢がない、舌が異常に乾燥している、認知症が何となく進んだようだなど、なんとなく普段と様子が違うなどです。

 症状が進行すると、異常な興奮高熱(38℃以上)、意識混濁(ぐったりとする)、血圧低下などを呈し生命を脅かす事態にもなります。
また、脱水が進むと血液中の水分量が低下して血液の濃度が上がります血液が濃くなると血管の中で血液が固まりやすくなり脳梗塞心筋梗塞なども起こしやすくなるのです。(こちらも生命を脅かすほど危険な状態になります)


 


 もし脱水になった場合

 初期段階であればお茶などこまめに口から水分補給して様子みてみましょう。
水分は湯飲み一杯を一気に飲ませるのではなく1口でも2口でもいいから、こまめに飲ませましょう。このとき、できるならスポーツ飲料が最適なのですが、高齢者の好みに合わせて薄めたあめ湯、生姜湯でもOKです。
 これで、症状が改善すれば脱水が原因となりますが、症状が改善しない場合別の原因が考えられますので、病院を受診しましょう。
 また、高熱がでたり、ぐったりとしていているなど口から水分が摂れない場合は、点滴で水分補給する必要があります。この場合は病院を受診してください。



 脱水は、なんと言っても予防が大切です

 高齢者が健やかに暮らしていくため水分補給はとても重要なことなのです。 
 自分が初めて勤めた老人病棟でも、現在勤務している老人保健施設でも、その他高齢者の施設でも”水分補給”に大きなウエイトを置いているのはそのためなのです。

 この事を考えると、正に水は生命の源だと感じずにはいられませんね。


 因みに、経口摂取で必要な水分量は1日当たり約2リットルだそうです。
しかし、水分は食事にも含まれるので、その分を差し引いて1〜1.5リットル大体リットルサイズのペットボトル1本分が1日の飲水量と考えていいでしょう。



 最後に以前、脱水についての事例を記事にしていますのでよかったらご覧ください。
 
 脱水の事例・・・・>強し明治生まれの婆ちゃん 

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちわ。
また遊びに来ちゃいました。
“強し明治生まれの婆ちゃん”
すごい、感動してしまいました。
その時の
気ままさんの気持ちが伝わってきましたよ。
すごいですよね〜、ほんと。
今日のブログも大変ためになりました。
 
ふくだ
2007/03/12 17:16
お年寄りは、お茶、お水、お味噌汁も飲みませんね。
薬の時に出来るだけ水分補給をして貰おうと頑張りますが、頑固なだけに楽呑み一杯が限度。
 何もない時にも飲ませようと声を掛けてみるのですが、飲みたいと思わないのでしょうね。
 誤嚥する人には、お茶をゼリーで固めたお茶ゼリーを食べさせようとするのですが、冷たいので一口・二口でおしまい。
 暖かい物にしようとするとトロメリンしかないかな。
 たまに、毎食事に1リットル飲む人がいますが 多尿症でしょうか?
ひこうちゅうねん
2007/03/12 21:58
ふくだサン
人間というもの食べ物を1ヶ月間食べなくてもどうにか生きていけるようですが水分を2週間も断ってしまうと生命の危機に陥ってしまうようです。
本文にも書いていることですけど”水は命の源”ですね。
”強し明治生まれの婆ちゃん”の事例では点滴一本で見事復活された101歳のTさんの生命力にも驚かされました。
因みにTさん、昨年の12月下旬に老衰のため永眠されました。
気まま
2007/03/13 21:30
ひこうちゅうねんサン
そうですね・・・お年寄りはお茶が好きな方がいらっしゃる一方で水分を殆ど摂らないというかたもいらっしゃいますね。
自分の施設でも水分補給の時間を設け水分をなかなか摂らない方にはご本人の嗜好に合わせて飴湯を薄めたもの幼児用ジュースにする、嚥下障害がある方にはトロメリンなどでとろみをつけるなどの工夫をしていますが、1・2口ほどしか水分を摂取してくれない方も実際にいらっしゃいます。
そのような方には、1・2口づつでもまめに水分補給をするなどしてなるべく1g/日摂取してもらうように努めています。(脱水を起こしそうな場合や脱水と疑われる場合は点滴となりますが・・・)

それと、毎食時に多飲される方がいらっしゃるそうですが、薬(抗生剤・利尿剤・向精神薬など)の副作用、糖尿病などの疾患・・・様々な原因があるようです。
気まま
2007/03/13 21:42
水は生命の源・・・。そうですね。人間の体の半分以上は水であるとも聞きました。それが減れば体の大半を構成するものが少なくなってゆくのですから困りますよね。
オーミヤ
2007/03/14 19:15
オーミヤさん
たかが水、されど水です。
陸上の生物は生きる水タンク。水はあらゆる生物が生きていくのになくてはならないもの・・・。
水を摂取できなくなれば死に直結します。
気まま
2007/03/15 22:24

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