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zoom RSS JR九州スタンプラリー〜無謀な九州一周の旅5〜

<<   作成日時 : 2008/11/24 11:14   >>

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 無謀な九州一周の旅3日目の続きです。

 鹿児島中央駅から新幹線「つばめ」と特急「くまがわ」に乗り人吉駅へとやってきました。


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 「くまがわ」を降りると向かいのホームにはこれから乗る観光列車「いさぶろう」が待っていました。

 乗りたかった列車の一つである「いさぶろう」を少しでも早くカメラに納めたくて・・・・
つい早足で跨線橋を渡りはじめました。
・・・・ある大事なことをすっかり忘れて 



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 観光列車「いさぶろう」をめの前に珍しく自分のテンションも上がりまくり・・・思わず跨線橋を降りながら列車を記念撮影してしまいました。

 写真に写っている子供達も格好良いい観光列車を目の前に嬉しそうにはしゃいでいます。

 ここでちょいと余談ですが、この観光列車「いさぶろう・しんぺい」は、肥薩線の工事責任者であった当時の逓信大臣・山縣伊三郎と鉄道院総裁・後藤新平の名前を取って名付けられたそうです。
 因みにこの観光列車、”人吉→吉松”は「いさぶろう」を”吉松→人吉”は「しんぺい」と上・下で列車名が変わります。


 では早速、観光列車「いさぶろう」に乗車します。
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 まず一歩列車に踏み込んで誰もが驚くのがこの内装・・・・
どうです 素敵な車内でしょう

 茶系で統一され暖かい木がふんだんに使われた車内・・・
向かい合わせになっているシートにはテーブルも設置してあり駅弁をつつきながら、仲間とワイワイやりながら楽しむことが出来そうです。

 しかも、この列車国鉄時代の普通車両を改造したものなので窓を開けることも出来ます。


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 そしてこちらが、車両中央に設置してある展望スペース・・・ なんと、天井から床までガラス張りとなっています。

 この列車は一部地元の人の優先席以外は全席指定券が必要となりますが、この展望スペースだけは指定券不要で誰もが利用することが出来ます。
(但し、夏休みなど繁盛期や団体客がある場合には通常2両編成の”いさぶろう・しんぺい”専用車両の後ろに自由席となる普通列車をもう一台連結し運行しているようです)


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 こちらは運転室方向、この「いさぶろう・しんぺい」は車内販売や観光案内を行う客室乗務員も乗務していますが、通常ワンマン列車として運行されるので、運賃表と運賃箱が設置されています。
また、車内改札も客室乗務員が行います。

 そして、運転席左上側の壁には液晶モニターが設置され運転士目線の前展望が映し出されます。
 


 さて、乗車した観光列車「いさぶろう」は定刻になるとディーゼルエンジンを響かせゆっくりと走り始めました。
いよいよこれから見所が沢山ある肥薩線の旅の始まりです・・・・。

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 人吉を発って大凡10分、一つ目の駅「大畑(おおこば)駅」に近づいてきて・・・・
車窓からは一つ目の見せ場であるスイッチバックの引き込み線(手前側)とループ線の線路(奥側、傾斜になっている所)が見えてきました。



 程なくして「大畑(おこば)駅」到着。
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 観光列車「いさぶろう・しんぺい」の場合、味わいある駅を楽しむことが出来るよう一駅の停車時間を3〜5分ほど設けてあるので車を降りて観光することが出来ます。

 しかし、この日は日曜日、人が多くて多くて・・・ 限られた時間内で自分が思うような写真を撮れず苦戦しました。
やっと、自分の思う場所に誰も邪魔されずカメラを向けられたかと思うと・・・ 
発車のベルが鳴り、「ご乗車のお客様は列車へお急ぎくださ〜い!!」と客室乗務員の声にちょっと慌てながら列車へ戻ります。

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 慌てて列車に戻る途中、風情たっぷりのものがあったので、どさくさに紛れながら撮りました・・・

 「水盤」です。
これは、蒸気機関車が走っていた頃、ここで蒸気機関車の乗務員達が手や顔についた煤を洗い落としていたそうです。

 
 それでは、これより観光列車「いさぶろう」の見せ場であるスイッチバック&ループ線での坂登です。

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 出発時間になり、列車はゆっくりとバックし始めスイッチバックの引き込み線へと入って来ました。
引き込み線の所定の場所までバックすると一時停止した後、この引き込み線で一気に助走を付けループ線を駆け上がります。

 運転室後ろに置かれているモニターには、ループ線(左側)と駅への引き込み線(右側)の分かれ目が映し出されています。
この間、客室乗務員からスイッチバックとループ線についての説明が行われ乗客達はこのモニターに釘付けとなります。

 列車は、今まで以上にディーゼルエンジンの音を高鳴らせ直径600mのループ線をぐるりと周りながら難所の登り坂を駆け上がります。
残念ながら、線路沿いには木が生い茂っているので直にループしているという事を感じることはありませんでした。

 
 数分後・・・列車がループ線を登り終えると、先ほど登ってきたループ線と引き込み線の一部が見える地点までやってくると列車は一時停止、先ほどの地点をじっくりと確認することが出来ます・・・・・
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 それがこれなんですが・・・・・

 あれ!!?? どこよ!!  と思っていると・・・

 客室乗務員のお姉さんがボックスシートごとに廻ってきて、線路の場所を指さしながら説明します・・・
すると、ようやく見つける事ができましたが・・・・
 ( ̄O ̄;) ウォッ! 小っちゃ!!!・・・・
自分が持っているデジカメでワイド側にすると全然わかりませんね・・・・
画面の中央辺りなんですが・・・

 これじゃ余りにもわかりにくいので、その場所を思いっきりズームしたのがこちらです。
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 はい、これでお判りいただけましたでしょうか・・・

 因みに、この線路が見えている地点は先ほど運転室後ろのモニターに映し出されていた場所とほぼ一致します。

 左側に見える線路がループ線、真ん中が大畑駅とスイッチバックの引き込み線、そして左側にチラッと見えている線路が一つ前の駅から上がってきた線路です。

 なお、スイッチバックやループ線についての詳しい説明はややこしくなるので割愛しますが、鉄の線路を鉄の車輪で走っている鉄道にとって急勾配は最も苦手なもの、その急勾配を距離を長くすることで急勾配を緩くし鉄道が上りやすくした工夫がスイッチバックやループ線だったのです。
(スイッチバックについて詳しい事を知りたい方はこちら、ループ線についてはこちら をどうぞ、それぞれのウィキペデアにリンクします)

 
 さて、列車は最も難所だった急勾配をスイッチバック&ループ線で駆け上がったあと、さらに勾配を登ります。
そして、トンネルを二つほどくぐると、列車は再び一時停止しました。
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 車窓の見せ所の一つみたいですが・・・・
霧がかかっているので、何も見えねぇ!状態です

 車内の自動放送からはこの車窓から見えるであろう「江代山」、「市房山」の説明が淡々と流れていますが・・・・
これじゃぁねぇ・・・(-_-;)
車内じゃ客室乗務員のお姉さん達が申し訳なさそうに、見えるはずだった山の説明をして廻わってました。

 なんだか虚しい空気が車内を漂う中、列車はゆっくりと走り出し2つほどトンネルを抜けると肥薩線で最も高い場所にある駅「矢岳駅」に到着します。
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 「矢岳駅」では、約5分停車します。

 列車のドアが開くと、ドーッと人が駅に押し寄せ、静かだった無人駅が一気に賑やかになります。

 人が余り入り込まないのを見計らってホームから観光列車「いさぶろう」を撮ってみました。
が・・・・1両目の運転席側のドアのホームが著しく低くなっていますけど・・・
実はこの日、小学生の団体客が入っていたらしく通常2両編成の「いさぶろう」にもう一両普通用の車両を連結していたため、いつもの場所より先にはみ出して止まっていました。
因みに、3両編成になると車掌が乗務し車内改札やドアの開け閉めは車掌が行います。


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 駅構内にある蒸気機関車展示場にはD51が静態保存されています。


 ここでは、運転士または車掌の帽子を被っての記念撮影も客室乗務員のお姉さんがやってくれますので、カメラをお忘れなく。



 「矢岳駅」は、木造作りで昭和の良い雰囲気を残す味わいのある駅です。
「矢岳駅」の駅舎を撮りたいのですが・・・ なんせ人が多くて・・・なかなか思うようなアングルでカメラを構えることが出来ません・・・
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 発車時刻も刻々と迫ってきます・・・・

 ホントは、表から見た駅舎を撮りたかったのですが、待合室に人が居なくなったところで待合室の中を撮ってみました。(今回も古い雰囲気をより一層出すためPCでセピア調に加工してみました)

 木造の柱に漆喰の壁・・・ とてもいいですねぇ
昭和の香りがプンプン・・・ とても懐かしいです。
と、ここでタイムアップ!となったため撮影会を断念し、列車に慌ただしく乗り込みます。

 乗客の積み残しがないか車掌と客室乗務員が協力して駅構内を確かめた後、列車はゆっくりと走り出します。

 そして、暫く登り坂を登り肥薩線で最も長い矢岳トンネル(2096m)を抜けると肥薩線のもう一つの見せ場である「日本三大車窓」が見える場所で再び一時停車します。
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 これが、「日本三大車窓」の一つなんですが・・・・
う〜ん・・・・何かビミョー・・・・ というか・・・ 
霞がかかっていて何だかねぇ・・・って感じです。

 客室乗務員の説明によると、条件が良ければ霧島連山とえびの高原を見渡すことが出来そうなんですが・・・
(あと、秋から冬にかけての早朝で気象条件がよければ雲海も見ることが出来るそうです。)
せっかくの景色が霞んじゃってますねぇ


 日本三大車窓の地点を過ぎると列車は下り坂を駆け下ります・・・。
トンネルをいくつも過ぎ・・・ 時には恐ろしいほどの勢いで・・・

 そして、2つめのスイッチバックがある「真幸(まさき)駅」に到着します。 
列車は、真幸駅構内に入ると一旦スイッチバックの引き込み線へと進入しバックしながら真幸駅のホームへゆっくりと滑り込みます。
画像 左の画像は、スイッチバックの引き込み線から真幸駅のホームへと列車をバックさせる運転士。
列車が2両編成の場合、列車の進行方向が変わるので運転士は反対側の車両へと移動し列車をバックさせます。
しかし、この日は3両編成で後ろの運転席には車掌が安全確認をしてくれるので運転士は移動せず大型トラックをバックさせるように運転席の窓から後方をのぞき込み列車をソロリソロリとバックさせます。
 因みに、前方(車掌側)で異常が起こった場合は、前方確認をしている車掌が電鈴で運転士に知らせるか、緊急停止ボタンを押し列車を緊急停止させます。

 そして無事に真幸駅に停車することが出来ました。
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 この駅でも5分ほどの停車時間があるので列車を降り駅の周りを散策することが出来ます。
今度は、駅舎を撮るため真っ先に駅の表玄関へと回り込みました。

 平日はひっそりとし、石庭造りが美しい駅ですが・・・この日は日曜日、石庭造りの傍には地元の人たちが露店を開きとても賑わってました。
 自分的には、ひっそりと佇む駅舎と石庭を撮りたかったのですが・・・生憎ながら露店に群がる人集りでそれを撮ることが出来ませんでした。

 「真幸駅」と言えば、””の”幸福”を呼ぶという、とても縁起が良い駅で有名です。
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 ホームには「幸せの鐘」があります。
この鐘、元々はポッポ屋(鉄道マン)さん達が仕事の安全を願って鳴らし続けた鐘ですが、今ではこの鐘を鳴らすと幸せになると言われてます。
因みに、客室乗務員の案内では「ちょっと幸せな方は1回、少し幸せな方は2回、もっと多くの幸せを願う方はもっと多く鳴らしてください」との事でした。
 正直、最近幸せなことがない自分・・・ 少しでも幸せが欲しいからドサクサ紛れてでも鳴らしたかったのですが、この日はTVの取材が入っていてこの鐘を鳴らす人を写していたのでやむなく断念・・・
横からこっそりと「幸せの鐘」を撮るだけにしました。(もし鐘を鳴らしている自分の姿がTVで放送され職場にバレたら大変なことになってしまいますから・・・) 

 最後に、観光列車「いさぶろう」と真幸駅を撮ろうとしたところで惜しくもタイムアップ!
列車にお戻りください!! 」、「出発時間でぇす !! 」という勇ましい露店のおばちゃん達の声に圧倒されるかのように列車に戻るのでした。

 「真幸駅」を過ぎると観光列車「いさぶろう」の旅も終盤、次は終点「吉松駅」に停車します。

 見所たっぷりだった肥薩線観光列車「いさぶろう」の旅もいよいよ終わりです・・・。
今回の「いさぶろう」の旅では余りにも見所が多くて見落としてしまった所もたくさんありますし、とても気に入ってしまった路線でもあるので平日の日に休みを取って来ようと思いました。

 また、観光列車「いさぶろう・しんぺい」では、久大線の観光特急「ゆふいんの森」と同じようなきめ細かい客室乗務員のサービスを受けられるのも良いところだったりします。
いや〜ホント・・・たった5駅1時間ちょっとの旅でしたが、とても内容が充実した列車の旅でした。


          
         JR九州スタンプラリー〜無謀な九州一周の旅〜  つづく・・・

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
「いさぶろう」なかなかいいですねぇ〜
気ままさんのナビが素晴らしいのかなぁ?
観光列車なのだから、もう少しゆっくり観光出来たら一層良くなりそうだけどねぇ・・
ビオラ
2008/11/24 14:12
こうした改造例をみると、鉄道車両というものは、どんなものにでもなれる可能性を秘めたものなのではないかと思ってしまいます。
この「いさぶろう」が、普段見ている一般のキハ40系列と同じものだとは思えませんしね。
おおみや
2008/11/24 15:56
この春に乗ったときは、1両は一般型のキハ40が連結されてました。写真は2両とも改造車ですね。
としおちゃん
2008/11/24 20:51
鹿児島を経て吉松まで…本当に盛りだくさんの旅ですね!!気ままさんの行動力に感動です!
私もいつかは電車から球磨川を眺めてみたいなぁ。。。
あき
2008/11/25 21:36
気ままさん、こんばんはぁ!!

キハ140の観光列車「いさぶろう・しんぺい」のように一般型気動車を改造したものって意外な所にユーモアさがありふれていますね。

観光列車でのんびりと時間を忘れてみるのも一つの楽しみでしょうね。
くらさん
2008/11/25 22:12
 今日は。
 山の中に線路を敷設した明治の人に脱帽。今でも役に立っているのですから。
珊底羅
2008/11/26 10:48
ビオラさん
「いさぶろう・しんぺい号」、南九州版「ゆふいんの森号」と言ったところでしょうか・・・小洒落た列車で客室乗務員の観光ガイドを初めとしたきめ細かいサービスを受けることが出来るのでとても楽しむことが出来ました。
気まま
2008/11/26 21:37
おおみやサン
そうですね、カオを見れば元の車両がキハ40だとわかりますが、その内装を見るとこれがキハ40かと目を疑うほど手が入れられてました。
気まま
2008/11/26 21:40
としおちゃんサン
そう言えばこの春、「いさぶろう・しんぺい号」の一方の車両が事故ってしまいその修繕のため暫くの間運用から外されその代打として普通列車が連結されていましたね。(確かその時の指定料は不要だったとおもいますが・・・)
気まま
2008/11/26 21:44
あきサン
せっかく鹿児島にやってきたのだからと、思い切ってフリー切符を買いここぞとばかりに普段乗ることの出来ない南九州の列車に乗りまくりました。
おかげで友人の結婚式よりもこちらの旅行の方がメインになってしまいました。
気まま
2008/11/26 21:46
くらさん
そうですね、前照灯を4灯化した「いさぶろう・しんぺい号」のカオは何ともユーモラスですね。
来夏、肥薩線にいよいよハチロクも三度復活するようですし・・・観光色豊かになりそうです。
気まま
2008/11/26 21:50
珊底羅さん
ホントそうですね・・・列車内でもらったパンフレットや客室乗務員のお姉さんのガイドを聞いていると現在のような重機のない時代に鉄道を通した人は偉大だと思いました。
「天険若夷」=天下の難所を平地のように
「引重致遠」=重いものを遠くへ運べる
と言う言葉が心にしみました。
気まま
2008/11/26 21:57
縦目?なになに、目が横にふたつでなくて縦1列に3つ?

近づいてようやく分かりました。
なるほど珍しいですね♪

いさぶろうの背もたれ、なんだか和食屋さんの衝立を連想しました。
blue tango
2008/11/27 10:04
blue tangoさん
縦1列に3つのライト・・・九州新幹線「つばめ」のカオの大きな特徴です。世界中の鉄道の中でも唯一の縦目です。

それから「いさぶろう」の内装って初めて見たとき自分も「蕎麦屋さんみたいだなぁ!」と思ってしまいました。
気まま
2008/11/27 21:25
そうだったんですね〜。いさぶろう・しんぺい号の名前の由来って、そこからきていたんですね〜。知らなかったです( ̄□ ̄;)!!

それにしても車内の空間も、和風的で落ち着きますね。確かにソバ屋みたいな内装ですね。そこでソバ食べたら格別なんでしょうね〜♪いいな〜
みい
2008/12/07 16:00
みいサン
今度九州に帰ってこられたとき、チャッピーちゃんと一緒に是非「いさぶろう・しんぺい号」に乗ってみてください!
とても感動しますよ!
それから、来夏にはあのSLハチロクもこの肥薩線で復活しますし・・・肥薩線は目が離せません。
気まま
2008/12/07 21:51

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