気ままに日記

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zoom RSS 地下鉄七隈線の工場見学・・・

<<   作成日時 : 2009/10/09 09:46   >>

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 前回からの続きです・・・
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 福岡市地下鉄、橋本車両基地で行われている「地下鉄フェスタ」にやってきてます・・・

 小学生の鉄好きな小さい旅のお供と物販ゾーンで、くじ引きをしてお気に入りの地下鉄グッズをゲット、車両撮影コーナーでは全般検査で台車と車体と切り離された車両を見学してきました。




 そして今回はいよいよ工場見学です・・・・

 受付を済ませ、管理棟3階から工場へと入ります・・・
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 上場に入るとすぐに見えてきたのが先ほど車両撮影コーナー。
前回の記事でも紹介しましたが、こちらの部門では車両の部品を外して大がかりな検査をするところです。
(車で言う車検に相当する大がかりな検査や修理をしたりする) 

 こうしてみると工場内のだだっ広さを実感することが出来ます。
また、工場というと油まみれ・・・ どことなく小汚い・・・ というイメージがありましたが・・・・
この工場は汚れが目立たず床がピカピカで靴を脱いで小さい子供を遊ばせたくなるほど清潔です。



 
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 展示されている先頭車両の一つを上からズームしてみました・・・
点検のため架線から電気を取る装置パンタグラフと屋根の上にあるエアコンが取り外されています。

 屋根上に被されている青いビニールシートが屋根の一部に被せられ作業用の台座に置かれている車両を見ると作りかけのNゲージとかの鉄道模型が置かれているみたいですね・・・・



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 全般検査が行われている工場を高いところから見学した後、一旦工場外にでてきました。
ここからは、屋外の留置線を見渡すことが出来ます。

 七隈線橋本基地は、福岡市の郊外にあり周りは住宅街との〜んびりとした田圃があります。
また、基地のすぐ横には室見川も流れて周りの自然環境にも恵まれています。



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 工場の3階部分から見た留置線に待機する3000系・・・
 この時はラッシュ時が終わった正午前、余剰になった車両が次の出番がくるまでここで待機しています。

 障害物もなくずらーっと並んでいる3000系は圧巻・・・・
普段、こんな所見ることが出来ないのでいつまでも眺めていたい光景です・・・・。




画像 普段の営業運転では絶対に見ることの出来ない、地上での3000系です。
しかも、地下ホームでは安全のために設置されているホームドアが邪魔して車両全体を見ることが出来ませんが、この日は普段見ることが出来な部分も丸見えです。

 実はこの3000系、ドイツの工業デザイナー(アレクサンダー・ノイマイスター)の手でデザインされています。
因みに、車両の塗装は白地が基調として窓周りの緑は地元の油山と七隈線のラインカラーの緑、車両の下部全体には室見川を表す水色の縦縞があしらわれています。
せっかくこんな贅沢にドイツのデザイナーが手掛けた車両なのに・・・普段は車両の上半分しか見ることが出来ないとは、実に勿体なく惜しい気がします。


 青空の下の3000系を記念撮影したところで、次の工場見学に行きたいと思います・・・・

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 次に見学する工場は、10日に一度または、3ヶ月以内に一度の点検を行っている所です。
車で言うとガソリンスタンドで行ってもらう簡単な点検や整備工場で行う半年点検と言ったところでしょうか・・・・





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 工場見学の目玉の一つが、普段は絶対目に出来ない下回りを見られること・・・・
こんな下の方から写真撮影出来るのもこの日ぐらいでしょう。

 因みに、自分の近くで見学していたオッチャンなんですが、「こりゃ、地下鉄のストリップばい!」と思いっきり親父ギャグみたいなことを言ってました



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 これが七隈線3000系の台車です。

 円筒形のモーターを内蔵した普通の電車と違い小さめの台車です。
 
 この3000系、前回の記事でも少し触れましたが、普通のモータを搭載しないリニアモーター方式を採用していて台車と線路を見ると面白い仕掛けがしてあります。


 その台車の内側を覗いてみると・・・
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 こうなってます・・・
 
 車輪と車輪の間にある車軸下に板状のものがありますが、これが従来のモーターの一部を果たしています。(これをリニアモーターと呼び、モーターでの部品で言うコイルの役目を果たします)
モーターの一部と表現している通り、3000系は円筒形のモータを積んでいる普通の電車と違って、架線と線路があるだけでは動くことが出来ません。


 この3000系が動くためには、地上設備(線路側)にもモーターの役割を持たせないといけません。
それが、こちらです・・・
画像 線路と線路の間に設置してある箱状のもの物です。

 これは、リアクションプレートと呼ばれるもので車両側のリニアモーターが近づくと電磁石となり両者の間で起こる吸着力と反発力を利用して車両を動かします。

 このリニアモーター方式は、車両だけでは動くことが出来ませんが台車を小型化できる分、地下鉄のトンネル断面を小さくでるためトンネルを掘るためのコストを抑えることが出来、線路と車輪の摩擦に頼らないため急カーブや急勾配を走行できるなどのメリットがあります。
そのため、最近出来た地下鉄はこの方式を採用しているところが多く、現在日本には七隈線の他に都営地下鉄大江戸線、神戸市営地下鉄海岸線など6箇所ほどあるそうです。




 変わってこちらが・・・
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 車両と車両の連結部分です。

 乗客が通る通路部分は幌で覆われ、その下には連結器とその横には沢山のケーブルが繋がってます。
このケーブルはジャンパ栓と呼ばれる物で電気、制御、ブレーキ、放送用など必要な電源や情報を各車両に送るいわばPCのUSBケーブルのような役割を果たします。



 そしてこちら、電車の床下に沢山ぶら下がっている箱ですが・・・・
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 電車を制御するのに必要なVVVFインバータ装置、ブレーキ制御、コンプレッサーなど諸々の機械が所狭しと収まっています。

 左の画像はその一つである、ATO(自動列車運転装置)/ATC(自動列車制御装置)です。
これは3000系の頭脳みたいなものでこの装置があるおかげで、電車の自動運転ができるようになりました。
なので3000系の場合、運転士の仕事は電車を操ることではなく正常に動作しているか動きを監視することになります。(運転士と言うより車掌に近い業務内容になるのかもしれません・・・)



 そして床下器機も見ることが出来た展示車両の後部では・・・
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 3000系と記念撮影が出来るコーナーがありました。
ここでは、駅員の帽子とブレザーを着用して3000系と写真を撮ることが出来ました。

 自分も、小さい旅のお供と3000系の記念写真を撮ろうとしましたが・・・・
はにかみやな小さい旅のお供が拒否したので記念写真を撮ることが出来ず 



 
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 今回初めて「地下鉄フェスタ」にお邪魔しましたが、車両展示を始めフリマあり、物販あり、各種イベント有り・・・
福岡市地下鉄の文化祭のようで鉄道好きは勿論、家族連れや地元の人も多く訪れていました。

 今度は是非、自分のもっとも身近な空港線や箱崎線の基地がある姪浜基地での「地下鉄フェスタ」が開催されればとと思います。





       ・・・おわり

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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
気ままさん、おはようございます。
橋本の車両基地と言えば、結婚してしばらく住んでいたところの近くです。
今も住んでいたら絶対に見に行っています♪
残念だなぁ!

月桂樹
2009/10/09 10:26
福岡地下鉄のfマークでしょうか?
東京メトロのmマークよりセンスがいいかも?
としおちゃん
2009/10/09 17:13
福岡市営地下鉄の七隈線。
リニア地下鉄は、線路の上に鉄板が敷かれているのが多いですが、荒れがリアクションプレートというのは初めて知りました。

小断面の地下鉄は、リニアモーター方式では5都市で路面電車乗り入れタイプは京都で採用されていますが、名古屋でもフル規格ではなくリニアモーター方式の地下鉄が導入されるといいなぁと思っています。

七隈線は運転士が運転の他にドア操作も実施していると思いきや監視業務が主だったというのにも今まで知りませんでした。
くらさん
2009/10/09 22:37
工場見学とかあるんですね〜。
鉄道ファンならずとも見てみたいような
気がします。

3000系の電車、カーブのラインとか
かっこいい〜!
むら智
2009/10/10 09:58
札幌にも市営地下鉄や路面電車の
記念館はあるんですけど。σ(^-^;)
比べ物にならないスケールですね。
そうそう!
旧国鉄カラーの列車が道内1周!
って言う記事が北海道新聞にのってましたよ。
おかん
2009/10/10 22:20
七隈線の3000系は、イメージイラストだけ見たことがあり、「日本らしくない・・・」と思っていたのですが、なるほどドイツの方のデザインだったのですね。
500系もドイツの方のデザインでしたから、日本の鉄道とドイツはわりと関わりがあると言えそうですね。
おおみや
2009/10/11 18:53
 今晩は。
 今の工場は昔と違って清潔になっているし五Sが守られている。見学会に足を運んでもらって、普段何をしているのか知ってほしい。赤字だから廃止というのは止めていただきたい。
珊底羅
2009/10/11 19:10
月桂樹さん
橋本基地周辺、最近では都市高速が造られたり住宅地が開発されたりとここ数年で大きく変わってきてますね・・・
「地下鉄フェスタ」、工場見学の他にも色んな露店やフリマもあり地域の文化祭的な感じもしました。
気まま
2009/10/11 20:53
としおちゃんサン
ズバリ、その通りです。
fukuokaの”f”を捩ったものだそうです。
しかも、七隈線を含めた福岡市地下鉄の路線図も偶然に”f”の字に近いものとなっています。
気まま
2009/10/11 20:57
くらさん
恐らく、これからの地下鉄はコスト削減のため小型化しリニアモーター方式が主流となっていくでしょうね。

そうですね、七隈線の3000系は将来的に完全無人化を目指して設計されているようで乗務員が何も手を触れなくてもプログラム通りの自動運転を行うそうです。
ただ、今のところ万が一の事故防止のため運転士の資格を持った乗務員が乗務しているようです。(その乗務員も他の鉄道会社で定年退職された方がおおいと聞きました)
気まま
2009/10/11 21:02
むら智さん
10月14日の「鉄道の日」に因んで10月に工場公開を行う鉄道会社が多いようです。
この日も鉄道ファンをはじめ多くの家族連れが来ていました。

3000系、ドイツのデザイナーがデザインしているだけにとてもスタイリッシュですね。
気まま
2009/10/11 21:06
おかんサン
札幌の地下鉄は、とても珍しい機構を持っていて、ゴムのタイヤで走ってますね。
そのため騒音も震動も少なくて快適な乗り心地が提供されているようですね。

国鉄色の列車に乗って北海道一周・・・それもいいですね!もし機会があれば是非乗ってみたいです。
気まま
2009/10/11 21:08
おおみやサン
やはり、ど派手な水戸岡デザインを取り入れているJR九州を意識してでしょうか?
福岡市地下鉄の新しい3000系はアレクサンダー・ノイマイスターのデザインを採用しましたね。
また、3000系のデザイナーは新幹線500系のデザインも手掛けましたし、あの水戸岡さんとも親交がありお互いに影響されているそうですね。
気まま
2009/10/11 21:13
珊底羅さん
七隈線の工場、稼働したばかりの工場?と思うくらいとても清潔で本当に驚きました。
これも、油脂を取り扱う部品が少ない電車だからこそ出来る事でしょうね。これがもし気動車ならどうしても油汚れがこびりついてしまうんでしょうね。
気まま
2009/10/11 21:17
 JR九州の小倉工場は、何度か行ったことがありますが地下鉄のほうは一度も行ったことがありません。 私の専攻が電気工学で研究テーマが磁気ですから台車や床下の機器には興味大です。 
てつお
2009/10/12 10:58
てつおサン
磁器を研究されているのなら、七隈線をはじめリニアモーター式のメカニズムについてはお手の物ですね。
リニアモーター方式の場合、一般的な電車に比べ消費電力が多くなると聞いたのですが本当でしょうか?
気まま
2009/10/12 20:10
鉄道の工場・・・・・はじめて見ました。
ずいぶん広くて高いのですね

七隈線は見込んだよりも利用者が少ないと聞いていますが・・・・・
blue tango
2009/10/13 14:23
blue tangoさん
そうですね、七隈線の工場って意外に大きいですね。
また、この工場は地域に開かれた地下鉄の工場として見学しやすいようにバリアフリーにも気を使ってありました。

ただこの七隈線、ご指摘の通り利用者が少ないです・・・
と、いうのも天神南駅での空港・箱崎線とのアクセスが極端に悪いのが最大の要因だと思います。
天神南駅と空港・箱崎線の天神駅の間が500m、これを地下道を歩くのは大変です。
気まま
2009/10/13 18:16

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