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zoom RSS 救急の日イベント2011に行ってきた〜AED編〜

<<   作成日時 : 2011/09/06 20:10   >>

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 9月9日は『救急の日』、これにちなんで9月4日にキャナルシティー博多で福岡市消防局主催、『救急の日イベント2011』が行われました。
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 たまたまこの日は自分も休みで買い物がてら「救急の日イベント2011」を見学してみることにしました。


 まずは自己紹介から・・・
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 消防署のイメージキャラクター「ファイ太くん」と福岡市消防署の方(多分、広報の方)が案内してくれます・・・


 紹介が終わるとAED(自動体外式除細動器)の使い方です・・・

 
 タイミング良く急に倒れ込むファイ太くん・・・
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 あれ!?どうしたのでしょう???  

 と、そこにやってきたのは、通りかかりのオジサン・・・・
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 倒れた人の周囲の安全を確認した後、意識の確認のため「ファイ太くん」に呼びかけますが・・・

 「ファイ太くん」、全く反応がありません。 さらに呼吸の確認をしても呼吸をしていない様子・・・
呼吸をしていない=心臓が止まっている状態でもあるのですぐに心臓マッサージを行います。
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 因みに、マウツ・ツー・マウスの人工呼吸ですが現在では人工呼吸より心臓マッサージが重要なので一般の人が行う場合は省いてもいいことになっているようです。

 そして、イケメンがAEDを持って登場です・・・
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 AEDはしゃべります。電源を入れると使い方を解りやすくガイドしてくれます。


 AED「パッドを胸に装着してください」・・・
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 パッドを取り出し、イラストに描かれている位置にパッドを貼り付けます。
 この間も心臓マッサージだけは絶え間なく続けます。
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 因みにですが・・・ファイ太くんの場合、大人の複雑な諸事情があり防火服の上にパッドを貼り付けていますが、実際には上半身裸にして(または衣服の下に)パッドを胸部にしっかりと貼り付けます。

 AED「患者から離れてください、心電図を解析中です・・・」
心臓マッサージの手も離しAEDの解析結果を待ちます・・・
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 AED「電気ショックが必要です」、「充電を開始します・・・」
AED「患者から離れてショックボタンを押してください!」
周りの人が患者に触れていないことを確実に確認し、ショックボタンを押し電気ショックを行います。
AED「心電図を解析中です・・・」
AED「ショックは必要ありません」
それからすぐ、意識を回復するファイ太くん、次の瞬間には何事もなかったかのようにイベントを進行するのでした・・・・





 では、今回登場したAED(自動体外式除細動器)とはどんなものでしょうか?
これが実際のAEDです・・・
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 メーカーによって多少違いますが、多くの場合は誰にでも操作できるよう大きな文字で解りやすいシンプルなボタンがあります。
 先述しましたが、電源が入ると操作方法を一つ一つ解りやすく説明してくれ、落ち着いて行動すれば初めての人でも扱えるようになってます。


 でも・・・AEDって実物の画像を見せながら言われても今ひとつ解らん・・・ ですよね!?

 AEDとは英語で「Automated(自動) External(体外) Defibrillator(除細動器)」 を略した呼び方で、和訳すると自動体外式除細動器となります。
 日本語にすると自動的に身体の外から除細動をかける機械と理解することができると思いますが・・・

 これでも、除細動という言葉がイマイチ ピンと来ませんね・・・

 では除細動・・・ つまり、”細動を除く”とはどういうことでしょうか?
 
 細動とは心臓の不整脈一つで正確には心室細動と呼ばれます。
 この不整脈に陥ると心臓(心筋)は、まとまり無くただただブルブルと痙攣し全身に血液を送り出せない状態になり何もせず手をこまねいていれば短時間で死に至ります。
 そこで、最も有効な治療法として用いられるのが除細動と呼ばれる電気ショック療法です。
 では、何故電気ショックが有効なのかというと・・・
ブルブルとまとまり無く痙攣している心筋に対して、強い電気を一瞬かけることにより心筋の動きをリセットさせるからです。

 もっと解りやすく言えば・・・

 心臓は、同結節と呼ばれる指揮者の元規則的に筋肉を収縮させポンプの役割を果たしています。
 因みにこれが正常の心電図、同調律と呼ばれるます。 
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 一般的にこの波形が出なければ心臓は正常なポンプの役割を果たせません。   


 こちらが心室細動の波形で、心筋がまとまり無くブルブルと痙攣しているだけなので、心電図上では不規則なサインカーブが現れます。
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 これを小学生の学級に例えて言うなら・・・
それまで、担任の指示で秩序ある行動をとっていた児童達が、何らかの拍子に騒ぎ出してしまい担任が指示をしても指示が聞こえず収集つかない状態と同じです。



 そこで、AEDなどの医療器具を使い電気ショックをかけ心臓の動きをリセットします。
「←除細動」と書かれているところが、電気ショックをかけリセットした瞬間。
その後、同調律となり正常な波形が現れ心臓が正常な働きになったことを表しています。
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 これも解りやすく小学生の学級に例えて言うなら・・・
 騒ぎ出した児童達を大人しくさせるためうるさい!とばかりにホイッスルを思いっきり吹き鳴らし、児童達を一瞬にして静かにさせ再び秩序ある行動をとらせるのと同じ効果があります。




 以上、AEDと電気ショックについて簡単に説明してみましたが・・・・

 少しはご理解いただけたでしょうか?



 電気ショックをかけるというと・・・ 

 医療従事者でない私がそんなことをしていいのだろうか?

 もし、失敗したら逆に人の命を奪ってしまうのでは?

   ・・・ など など 思われるかもしれません

 しかし、 AEDを使う場合は決してそんなことはありません!
むしろ、積極的に使うべきなのです・・・。

 心肺停止に陥った人たちは1分、1秒が命取りになります、一刻も早く周りに居合わせた人たちが心臓マッサージを行ったりAEDを使うなどの応急手当を行う必要があります。

 大切なかけがえのない命を救うために・・・。

 人が倒れ、心肺停止状態になったとき予後を大きく左右するのは・・・

 救急車で真っ先に駆けつけてくれる救急救命士や病院で本格的な治療を行う医師や看護師などの医療従事者ではありません。

 現場に居合わせた一般の人たちなのです!



あっ・・・ なんか、最後は熱くなってしまいましたけど・・・ ^_^;


 AEDの使い方をYOU TUBEでも紹介していたので貼り付けておきますね・・・

 是非、ご覧ください。



 



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GAKUちゃんのひとりごと
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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
着ぐるみにAEDでしょうかw
中の人が暑そうですね。
としおちゃん
2011/09/07 11:41
としおちゃんサン
熱中症で本当に倒れたら洒落にならないでしょうね・・・^_^;
気まま
2011/09/07 19:42
着ぐるみと言う脂肪の多い、
ファイ太くんにAEDは有効なのでしょうか。
すこし気になりました。
おーい競馬場
2011/09/08 22:04
おーい競馬場さん
実際の人間では肥満など体格により皮下脂肪の厚さの関係から電気ショックが伝わりにくくなる可能性があるそうです。
しかしAEDは心電図をとると同時に皮下脂肪のなどの電気抵抗なども測定して電気ショックのエネルギーを調節し最も有効な電気ショックを与えることができるそうです。
因みに、ファイ太くんの場合は心電図も測定できないので完全な心停止と判断して電気ショックを与える指示は出さないでしょうね。
気まま
2011/09/08 22:51
ファイ太くん初めて知りました!
私も一度、AED講習会に行ったので
カードももらったんですけど、
もうやり方を忘れちゃったような

学校では毎年AED講習会あってるみたいですけど、
今年は参加しなかったな〜
気ままさんを見習わんといかんですね〜。
むら智
2011/09/09 12:21
むら智さん
講習を受けられたと言うことは普通救命講習を受けられたんですね。
・・・そうなんですよねぇ、一度習っただけでは忘れてしまうこともあるので反復して講習を受けることが大事なんですよね。
そう言えば、アメリカでは心臓発作で倒れた父親を小学低学年の少女がAEDで救ったケースがあるそうです。
気まま
2011/09/09 19:40
AEDはいろんなとこに設置してあるけど、使い方が分からんやったら意味無いですよね。。気ままさんの説明でいろんなことが分かったばい。ホントは自分で一度使ってみるのがいいとでしょうね。
むっちゃん
2011/09/12 06:53
むっちゃんサン
AEDが一般の人に解禁されてから年々町の至る所でAEDが設置されているのを見かけるようになりましたね。
しかし、悲しいことにそのAEDが何に使われるのか?実際にどう使うのか?が一般の人に認知されていないのが現状です。
今は、義務教育や教習場など救命講習を受ける場面でAEDの使い方が必須となっているようですけど、過去に免許を取った人など・・・
多くの人が救命講習を受ける機会がなく折角近くにAEDがあるのにこれが使われなかったという残念な事例も多々あるようです。
是非、TVなどでAEDをもっと紹介してもらいものです。
「火の気があれば消火器!」、「人が倒れたらAED!」という社会がきたらいいなぁ・・・と思います。
気まま
2011/09/12 09:12
AEDは自分の職場にも設置されていますが、いざという緊急事態に実際に出来るかとなると一抹の不安も感じますが…

こういった講習で、AEDについての知識・理解を深めるのも大事であると思います。

いざと言う時も、我々も不慣れな場合は受講者に聴いてみて使い方をマスターできる事も大事であると思います。
竜(ドラ)バンライター
2011/09/13 21:16
何年か前に、病院に消防署の人が来てAEDの講習を受けました。認定書をもらうためでしたので、かなりきびしくて、、、「傷病者発見!」とか「呼吸なし!」とか大きな声で言わなくてはならなくて、女優になったつもりで頑張りました。実際には出会いたくない光景ですね。。訓練を受けていてもイザとなると慌てると思います。
さくらこ
2011/09/13 23:06
竜(ドラ)バンライターさん
最近では何処の職場でも設置されるようなったAEDですが、その真価が発揮されるのはやはり、実際に人が倒れたとき・・・
人伝いにその使い方を聞くのもいいですが、いざ人が倒れてみると非日常な状況だけにパニックになってしまいます。
そうなると頭だけでは解っていても身体が動きません。
是非AEDを触ってみて実際にご自分の身体を動かしていざという時を体験してみてください。
周りの人の尊い救えるはずの命を助けるために・・・
お願いします。 _(_^_)_
気まま
2011/09/14 08:25
さくらこサン
自分もさくらこさんと同じようにAEDの講習を受けたことがあります。
設定が院外で普段環境が整っている病院のベットの上とは違い少々戸惑うことがありました。
一般の人より急変に立ち会うことが多い自分たち医療従事者でも街中で人が倒れる場面に会うとやはり慌ててしまいますよね・・・
気まま
2011/09/14 08:29
ファイ太君っていうんですねwwwカワイイ!倒れちゃって救急処置受けてる!あんな気ぐるみきてて暑そう。中の人が心配になっちゃいました。
みい
2011/09/17 19:34
みいサン
実はこの日の福岡の気温は30℃以上、ファイ太くんの中身の人はさぞかし暑かろうと思いながら、中にはどんな人が入っているのかなあ?といろいろ想像していました。
ホント中の人が熱中症で倒れなくて良かったです。
気まま
2011/09/17 21:25
救急の日のイベント、ナイスですね。
学校の生徒たちを例にした除細動器の説明、面白くて分かりやすいですね。AHAの提唱する2010年ガイドラインは、消防署の救命講習には適応されていないようですね
新しいガイドラインでは呼吸の確認動作が極端に簡略化されているので呼吸確認をしなくて良いと勘違いしそうというのもあるのかも…。
 今回の記事、心電図波形入りの気合の入った説明で気ままさんの熱さが伝わってきました。
GAKU
2011/09/20 08:17
GAKUさん
新しいガイドラインの呼吸確認ですが、救命講習で指導される救命士さんたちもどうニュアンスをとらえていいのか迷われているようで、これから地域の事情に応じガイドラインにそった流れで講習の内容を修正していくそうです。

また、消防の方の離しでは徐々にAEDの認識も高まっていますが、まだまだ一般の人にはなじみが薄いそうです。
そのため、AEDが必要な場面でもその知識がないため大切な命が救われなかったという残念なケースが多いのも事実だそうです。
そのAEDをもっと一般の人にも知って欲しいと思い、今回の記事にしてみました。
気まま
2011/09/20 09:14

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