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zoom RSS 観光特急『海幸山幸』だよ〜

<<   作成日時 : 2012/03/11 12:53   >>

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 鉄道記念館を一通り見学した後は今回のメインイベント観光特急『海幸山幸』の車両展示コーナーに行ってみることにします。


 これが、観光特急『海幸山幸』、白くて角張ったカオが特徴的な2両編成の気動車(ディーゼルカー)特急です。
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 この『海幸山幸』は宮崎〜南郷(日豊本線・日南線)を土曜・日祝や長期休暇期間中に運転されています。
 因みに、この列車は特急のくせにワンマン運転をしていますが、客室乗務員が乗務していて車内改札や車内放送を行います。(ドア取り扱いは運転士が行います)

画像 ちょっと余談ですが、この車両、’05年9月の台風被害により廃線となった宮崎県の高千穂鉄道から購入した車両をJR九州お得意の水戸岡デザインでリニューアルし『宮崎』という地域の特色を全身で表現したデザインとなってます。

 因みに、二人のオジサンが写っていますが・・・右側の小柄なオジサンがこの列車をデザインした水戸岡鋭治さん、その隣がJR九州社長の唐池恒二さんです。


 

 では、いよいよ『海幸山幸』の車両を見ていくことにします・・・
 斜め横から見たところです・・・
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 あれ!?なんか普通の車両とはちょっと違った感じがしますねぇ!!

 白い塗装の部分は金属製ですが・・・
なんと!それ以外の部分には木が貼り付けられています!!!
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 「海幸山幸」の側面の一部ですがこうしてみるととても列車の側面とは思えません・・・


 今回の展示では、この木に触ることが出来たのでちょっと触ってみたのですが・・・
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 正真正銘、”木”でした! 
 しかも、雨などによる浸食防止にニスとかの保護材が塗ってあるのかと思っていたのですが・・・
なんと!素木のようです!!
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 風雨など厳しい環境にされられる列車の外装に「素木ば使って大丈夫とぉ?」って思ってしまいますが・・・
 この列車に使われている木材は地元宮崎産の飫肥杉で、、樹脂を多く含んでいるため吸水性が低く軽量で強度が高いのが特長だそうです。
 そんな特性があることから昔は造船用としても使われていて、列車の過酷な外装に使うにも打って付けの木材だったようです。
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 さらに地元の木材を外装に使うことで、沿線や列車のアイデンティティーを活かしたデザインに仕上げることが出来たようです。


 


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  では、『海幸山幸』の車内へと参ります・・・

 車内もJR九州らしいというか水戸岡デザインらしいというか・・・
木を多用した暖かいデザインとなってます。
こちらに使ってある木材も外装と同じく宮崎産の飫肥杉が使われています。

 また、室内の照明には省エネを意識してかLEDを採用してあります。 


 
 観光特急『海幸山幸』ですが、列車は2両編成となっていて1号車が『海幸』、2号車が『山幸』となってますが・・・ 

 まず、1号車『海幸』から見ていくことにします。
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 1号車『海幸』は全席指定席となっていて21席あります。
 

 1号車の座席、九州新幹線800系と似たような木製で1列&2列シートを採用しています。
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 観光特急と言うだけに窓が大きく南国の雄大な車窓を存分に楽しむ事ができます。
 試しに椅子にも腰掛けてみましたが座り心地が大変よく、「このままずーっと座っていたなぁ・・・」と思わせるほどでした。

 大きな窓に設けられたブラインド・・・
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 こちらもJR九州お得意の木製ブラインド、新幹線800系や同系列の観光特急「はやとの風」や観光列車「いさぶろう・しんぺい」にも採用されてますね。
 余談ですが、木製のブラインドはとても壊れやすい感じがするので他のJRでは絶対に考えられない素材なんでしょね。
 しかし、デザイナーの水戸岡さん曰く、「木はとてもしなやかで強度があるので従来の素材と何ら変わりない」そうです。

 

 1号車の運転席方向にはフリースペースがありますが・・・
こちらはサービスカウンター
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 営業時は沿線の特産品などの飲食物やオリジナルグッズが置かれ、客室乗務員が使用する放送設備もあります。


 その向かいにあるのは6人分のソファーシート・・・
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 こちらのシートは定員外となっているので誰でも気軽に利用できるシートとなっています。


 フリースペースの全貌・・・
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 かなりゆったりとしていて、ちょっとした気分転換に立って景色を楽しむにはもってこいのスペースです。
また、運転席横もフリーなので普段は味わえない前展望や後展望も楽しむ事ができます。



 そして、お次は2号車『海幸』です・・・
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 連結面にも「山幸(1号車)」をあしらった暖簾がぶら下がっていて、なんかお洒落です。
因みに2号車にも同じような暖簾が下がっていてこちらは「山幸」をあしらってあります。






 2号車『海幸』です・・・
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 こちらの車両も基本的には1号車と変わりありませんが、座席数が30席となり1号車より多くなった9席が自由席(残り21席は指定席)となってます。
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 実はこの2号車「海幸」元々は全席自由席だったのですが、1号車の21席だけでは「指定席が取りにくい!」と苦情が相次いだため、後にそのほとんどが指定席となりました。


 連結面には1号車「山幸」と同じくカウンターが置かれていますが・・・
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 こちらは車椅子スペースとなっていて、車椅子の方でも列車の旅が楽しめるようになっています。


 カウンター上部にある戸棚・・・
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 この列車「海幸山幸」のペーパークラフトや木のおもちゃがディスプレイされてます。

 そして、カウンターの端っこに何気なく置かれていた木のおもちゃというよりオブジェ?・・・
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こちらも飫肥杉製のようですけど・・・
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木の公園で遊ぶ”木の子供達”がとても楽しそうですね・・・
こうした遊び心ある展示物があるのもJR九州らしい演出です。


 そんなカウンターの向かいにあるソファーシート・・・
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 こちらも定員外で誰でも座れるシートとなっています。
2席ずつ仕切りがあるためカップルで利用するにはもってこいのシートかも知れませんね・・・。


 そしてこちらは、おまけ程度のベンチシートですが・・・
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 運転席方向、乗降口近くに設置してあります。




 観光特急『海幸山幸』はデビュー以来、切符を取るのが難しいほど好評を得ていますが・・・
実はこの車両、高千穂鉄道のトロッコ列車『トロッコ神楽号』として高千穂地方を走っていました。

 冒頭にも書いてますが、高千穂鉄道は台風による甚大な被害のため再起不能となり廃止という残念な結果となってしまいました。
しかし、そこで走っていた多くの車両達は他の鉄道会社へと再就職先を見つけそれぞれの線路で活躍し続けています。

 そして『トロッコ神楽号』についてはJR九州に再就職し、水戸岡マジックで『海幸山幸』としてリニューアルされ走る線路も変わってしまいました。
しかし、地元宮崎県内の線路で観光客を楽しませるという、高千穂鉄道時代からの役目を引き続き果たしているのでとても幸せな車両だと思います。
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 そんな経緯を持つ観光特急『海幸山幸』は九州南部の宮崎県の線路、日豊本線・日南線の宮崎〜南郷で主に土日祝、子供達の長期休暇期間に運行されています。

 宮崎を訪れる際には是非乗車されてはいかがでしょうか。

 
  観光特急『海幸山幸』の平成24年度運転計画はこちら http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/2d1e80055b83030e492579960008dc60?OpenDocument 

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
水戸岡鋭治さん、次から次へといろんなの出してきますね。
九州も行かないとね、新幹線も開通して1年、まだ乗っていない((^^ゞ
としおちゃん
2012/03/12 11:18
白い列車で、角ばっていて
しかも木が貼り付けられているって
かなりユニークな列車ですね。
内装もすごくお洒落だし、
こんな列車で旅行したらルンルンでしょうね〜
むら智
2012/03/12 15:28
としおちゃんサン
水戸岡さん、最近ではJR九州のみならず日本中の地方鉄道で活躍されているようですね。
九州に是非来てくださいなぁ!きれいか尾根遺産や美味しかご飯がたくさんあるばい。
気まま
2012/03/12 17:40
むら智さん
そうですね、この列車は高千穂鉄道時代の意思を継いだかのようにJR九州風にアレンジされ宮崎の地で走っています。
JR九州はただ移動するためだけの鉄道ではなく移動する時間(列車に乗っている時間)も楽しめるような車両作りをしているのが特長です。
また沿線の皆さんも列車の運行に合わせて地元の名産品を近くの駅で販売したり、列車が通りかかると手を振るなどして地域の盛り上がりにも関わっているようです。
気まま
2012/03/12 17:45
日南線で2両編成はとても贅沢な仕様だと思います。
当然ながら快速日南マリーン号以上の豪華さです。
蛇足ですが、以前、青島から南宮崎へ帰るときにワンマン1両編成でして何故かその日に限ってか超満員。1両にすし詰めは強烈で、柵もない単線鉄橋から落ちるのではないかと思うほどでした。
おーい競馬場
2012/03/13 09:29
おーい競馬場さん
この観光特急は、あえて座席数を少なくしゆったりした車内でじっくりと列車の旅を味わうことができる車両の一つではないかいと思います。
それに比べ、普通列車1両編成の超満員は、かなりキツイ経験でしたね。
気まま
2012/03/13 10:22
キハ125の観光特急バージョンの「海幸山幸」

車体や内装に木をふんだんに使った車両。
そして水戸岡氏のデザインとのコラボレーションは乗る人の心を着実に捉えつつありますね。

最近は、富山地方鉄道16000系(元西武5000系)「アルペン特急」にも水戸岡氏のデザインが採用されたりと地方の活性化も図られつつあります。

ウチの地域でも名古屋〜尾鷲・熊野市・奈良・伊勢市方面にこういった観光列車が走ってくれたらなぁという願望が強くなりそうです。
竜(ドラ)バンライター
2012/03/14 20:13
竜(ドラ)バンライターさん
JR九州とのコラボで炸裂しはじめた水戸岡イズム、今や地方鉄道の救世主として日本各地でみることができるようになりましたね。
特に有名になったのが和歌山電鐵の「いちご電車」や「たま電車」、九州以外の水戸岡デザインに度肝を抜かれました。

観光列車、九州でも中部以南に多く走ってますが、北部にはほとんど走っていません。
九州北部、とくに海辺の車窓がキレイな佐世保辺りの路線に走らせてもらいたいと思ってます。
気まま
2012/03/14 20:59
サスガ水戸岡マジックですね、そしてこんなコンセプトの列車を走らせるJR九州も偉いと思うばい。。最近寝台特急日本海が引退しんしゃったけど、水戸岡さんに頼んで素晴らしい車両にすれば楽しそうなコースなのになぁ、などと鉄道素人のむっちゃんは思ったばい。
むっちゃん
2012/03/17 18:55
むっちゃんサン
JR九州と水戸岡さんの出会いがあってこそここまでお洒落な車両ができあがっていたと思います。
そして、両者は日本の鉄道デザインに革命を起こし個性的でお洒落な車両を幾つも生み出すきっかけにもなったと思います。
むっちゃんサンの願うような寝台列車、2・3年後九州のクルーズトレインとして誕生します。
勿論、デザインは水戸岡さんでヨーロッパの列車のように個室があり食堂車や憩いの場となるラウンジカーも連結されるようです。
気まま
2012/03/17 20:38
おひさしぶりです。
今年も乗り鉄ですね
海幸山幸というからには海のもの、山のものがいっぱいの物産館かと思いました。
昭和の街並みも懐かしいですね〜
blue tango
2012/03/23 14:51
blue tangoさん
どうも、お久しぶりです。
この列車の名前はいかにも「物産館」って感じの名称ですが、列車の車窓から南九州の豊かな山や海の大自然を堪能することが出来るという意味があるのかと思います。
昭和の町並み・・・大分の豊後高田のことですね。
あの日はあまりにも寒くてあまり街を散策していないのでいい季節の時にでも改めていこうと思ってます。
気まま
2012/03/23 19:37
九州は、ホントに素敵な電車が多いですよね。乗りに行きたいけど、遠いなぁ・・・・。
さくらこ
2012/03/25 22:59
さくらこサン
個性的なデザイナー水戸岡さんと何処にもない電車を開発したいというJR九州の思惑が融合し革新的な車両が生まれてます。
気まま
2012/03/26 16:59
素木を使用しているなんてすごいね。
ほんとにユニークな列車です。
水戸岡さんのお姿を初めて拝見いたしましたぁ。
白い特急車両ばかり造っているこちらの怪者にも見習って欲しいですよ。
GAKU
2012/03/27 01:21
GAKUさん
ホント素朴を車両の外装に使っているのには驚きました・・・というか、よくもまぁJR九州も許したなぁ、と思いました。
そうですね・・・こちらは制作する車両の数が少なくてすむからこのような冒険ができるのかもしれないですね。
気まま
2012/03/27 17:20

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