怪奇現象!!・・・空きベットからのナースコール・・・・

 これは、今勤めている介護保険施設で体験した怪奇現象です。
今から7年ほど前でしょうか・・・。

 夜勤は2人勤務となります。さらに、23時から翌朝5時の間は交代で仮眠を取ります。つまり1人で勤務することになります。

 空きベットからのコールはそんな、1人勤務となった丑三つ時にありました。

 「ぶる~」  「ぶる~」  「ぶる~」 
と、突然コールが鳴りました。 
 「だぁれ・・・?」なんて、コールの表示板を見ると名札が入っていない(空きベット)所からのコールでした。・・・・・・・
「ん???」と思いましたが・・・・・。
 認知症の方や入所間もなく施設になれていない方が、空きベットの部屋に入り込んで入り込むこともあったので、「また誰か入り込んだなぁ」と思い懐中電灯片手にその部屋に向かいました。

 空きベットの部屋に駆けつけ、懐中電灯を天井に向け空きベットを確認しましたが誰もいません。
さらに、ベットの下や同室者のベットやその周辺を検索したんですが誰もいません。
「?・・・・何でやろう・・・?」って思って、そのほかの居室を巡回しながら詰め所に戻りました。


 「ま、器械だから何らかの原因でこういう事もあるさ」なんて思いながら、恐怖感とか感じずに事務的な仕事に戻りました。

 すると・・・・・40分ほど経ってからでしょうか・・・・
再びその空きベットからコールが鳴りました。

 「んもう・・・何で鳴るんだよ!!」って思いながら再びその部屋に向かいました。
コールが鳴った空きベットを見るとやはり誰もいません。
 「押しボタンの接触が悪いのかも」とそのベットのコールを回収して退室しようとしたときです。

 何気なく振り返ると・・・・・ ナースコールが鳴っていることを知らせるランプが点滅しているではありませんか!!
しかも、空きベットから・・・・・・

 もう、こうなると・・・・・  ヒ~ャ~  背中に寒気が走るような思いでした・・・・・・
 しかも、ブラインド越しに見える併設病院からは霊柩車らしいステーションワゴンが出て行く姿が、チラリ、チラリ、と見えます。

 思わず、放心状態・・・・ 頭ん中は真っ白・・・・。

 「ドン!!」と思わず手から放した懐中電灯が落ちた音で我に返りました。
その後も、頭の中は「テンパ」っているとの恐怖感で明るくなるまで仕事も手につきませんでした。


 その真相は数日後、日勤で知った事なんですが・・・

 その空きベットには数日前までBさんという方がいらっしゃいました。Bさんは、この施設を非常に気に入ってくれ、「私は死ぬまでここに居る」と言っていたほどです。
 そんな、Bさん夜勤した日の数日前、容態が急変して併設病院へ緊急入院となりました。

 1回目のナースコールが鳴った時刻は、Bさんが息を引き取った時間帯で、2回目は病院を後にする時間帯でした。(記録を確認して)
 3回目はおそらく、それに気づかない自分を気づかせようと、Bさんが三度、コールしたのでしょうか・・・・

 Bさんが、気に入っていたこの施設、あのベットをもう一度訪れ、コールして最後の挨拶をしようとしたのでしようか・・・・?
 それ以来、空ベットからのコールは無くなりました。
 

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