トホホ・・・療養病床全廃!?というけど・・・

 2005年12月、厚生労働省の医療構造改革推進 本部は2012年度までに全国14万床の介護療養型医療施設を全廃する方針を決めた・・・・・・。
    
 このニュースを聞いて以来、自分はとても歯がゆく、腹立たしく、怒り狂っています。
そして、「近い将来”姨捨山時代”が到来するのでは!?・・・・」 と悲しい気持ちになりました。

 介護療養型医療施設とは、すごく簡単に説明すると病状が安定し医療よりも介護が必要な高齢者が入院している病院(俗に「老人病院」とか言われています)のことです。
 
 この病院には、治療の必要が無くなり本来なら退院するべき(介護が必要な)患者さんが家庭で看る人がいない、家庭で看たいが介護力がない(老老介護)など家庭の問題で退院できない状態の患者さんが数多く入院しています。
このような入院形態を『社会的入院』といいます。


 社会的入院を受け入れてくれる介護療養型医療施設は、(表現が非常に悪いですけど)行き場を失った介護が必要な患者さんを看てくれる”最後の砦”的な医療施設でもあります。
 


 政府は、この最後の砦であるベットを”医療費が嵩むから”という理由で全て無くすことを決めてしまいました・・・・・

 そのかわり、全廃する介護療養型医療施設のベット14万床を介護保険施設(老人ホーム)など経費が安い施設や在宅に移行させるよう計画しています。

 現在、介護保険施設では何処の施設でも入所待ちをしている方だけで何百人といるのが実情です。
そのため政府は、現存する介護療養型医療施設を介護保険施設の一つである介護老人保険施設にしてもよいとしてますが、元々病院だった施設を老人保険施設にするにはその施設の規格にあうように改装しなければなりません。(現実には「老人保険施設に改装するほど余裕ねぇ!」という病院が殆どです)つまり、政府が期待しているほど受け入れ先の施設が増えるかどうかも分かりません・・・・・
それに、在宅に返すとしても現在の日本には、社会的に誰もが在宅介護を受けられるような器がないし、介護資源の地域格差が大きいことも問題です。


 はて? 行き場を失ってしまった患者さんはどうすればいいのでしょうか?


 「医療費が嵩んで赤字だから、金が掛かるから介護療養型医療施設を全廃しよう!」なんて余りにも非人道的な・・・・・
 
 政府が無駄に使っている巨額の○×法人だとか、妙に豪華すぎる議員さん達のお家、無計画な都市計画などなど・・・・挙げたらきり無いほどの税金の無駄遣いを見直してその無駄遣いの一部を当てれば医療費の問題もなんとかなると思うのは自分だけでしょうか?  

 
 
 この問題、一言ではとても書き表せないので追々かみ砕きながら改めて取り上げたいと思います。 

 
 
 
 
 
 

この記事へのコメント

2007年04月18日 00:11
毎度の事ながら…、現実を直視せず上辺だけの改革の行政。老人や身寄りのない人には厳しい世の中になっていくのでしょうか。
貧富の格差がもろに出てくるような気がします。社会的に弱い立場の人々をどこへ追いやるつもりなのでしょうか。
 明日は、わが身…、こんな政治じゃ、老後が不安です。
2007年04月18日 11:01
 はじめまして。

 闘病すること、29年です。

 最近、弱者いじめが酷い世の中になってきています。私の様な者は世の中の厄介者、そう言われている気がします。辛い事です。好きでこんな体に生まれた訳でもないです。お元気な方が、そんな風に感じてくれることは、とても嬉しい事です。先の見えない暗いトンネル暮らしです。トホホ。。。です。

 全然違う話ですが、北九州在住です。
こうして観ると、門司港いいですね。近場に居ると当たり前になっていました。
2007年04月18日 17:23
税金の無駄遣いを何とかするなど、費用が嵩む前に何とかできそうなことはあるのですがそれをやらずしてこのような措置を採るのはおかしいと思いますね。

裕福な人がとことん裕福になり貧しい人がとことんまずしくなる状態を見逃したくはないのですが・・・。
2007年04月19日 01:26
こんばんは、気ままさん。
つい先日、私もこの問題を詳しく取り上げたラジオ番組を聞きました。
ラジオを聞きながら、気ままさんのお仕事と関わりのあることだなぁ、と思い、今まで以上に興味を持って聞くことができました。
そして、素人目にも、あまりにも軽率で軽はずみな政策と思い、不快な気持ちになりました。
こういう悪い流れを断ち切れるような世論を、私たちが作っていかなくてはいけませんね。
2007年04月19日 10:34
GAKUさん
そうですね、いつものことながら見切り発車状態で突拍子もない政策を打ち出してくれましたね。
この政策には、療養型医療施設に入信している患者さん・その家族はもとより現場で働いている人からも悲痛な不安・不満の声が聞かれます。
現場の実態も知らず机上だけで片付けてしまうお役人さん達の考えが分からないです。
本当にこの先、超高齢社会を迎えるのに日本はどうなっていくのでしょうか・・・
2007年04月19日 10:56
nonさん、初めまして。「ようこそ」です!
最近、お国がすすめる医療費の削減とやらには、本当にため息しか出ません。
高齢者や障害者の方それに高額医療を負担していらっしゃる患者さんにはとても厳しい時代を迎えようとしていると思います。
どうして、国の補助が唯一の助けなのに国はそれを切り詰めようとしているのでしょうか・・・(訳も解らない政策に巨額のお金をかけているのに)とても自分には理解できません。この事に関して、怒りの声を上げているのは、高齢者や患者さんだけでなく現場で働いている自分たち医療従事者も同じなのです。

それから、後でゆっくりnonさんのブログを拝読させていただきますね。(^_-)
2007年04月19日 11:10
オーミヤさん
昨年、介護保険の改正が行われ利用者の負担が大幅に増えました。
実際に、負担が増えたことで施設入所費が支払えず退所された方も何人かいらっしゃいました。
お国は、低所得者の方にはそれなりの援助をしていますが、それも微々たるもの・・・
本当にこの国、大丈夫なのか?と思ってしまいます。 トホホ・・・(;_;)
2007年04月19日 11:28
クキさん
この問題に関心を持っていただけて嬉しいです。
老化は万人に訪れます。現在では寝たきりを予防しようと、予防介護にも力が入れられてきてますが、はやり寝たきりになる人も少なくありません。
また、核家族・少子高齢化社会を迎え老人が老人を介護する老老介護も問題となってます。

お金が嵩むからと、サジを投げたお国にを変えるのは現場で働いている自分たちかもしれませんね。
法律や予算を決めるお役人さん達に、自分たちが率先して介護の現状を見せつけることも必要だと思いました。
2007年04月23日 23:22
これからさらに高齢化社会になっていくのに、介護医療費を削るというのはかなり疑問ですねぇ。
気ままさんの仰るとおり、他に削るところは沢山あると思うのですが。。
もう少し税金の使い道を考えて欲しいものです。
2007年04月24日 22:57
どーるますたーサン
本当に、本当にお国には税金の使い方を改めてもらいたいと思います。
どーして、不要な公共事業にまわすお金があって必要な医療費にまわすお金がないのか・・・理解しがたいです。
もしかして、お役人さんの私腹を肥やすために医療費より公共事業をということでしょうか・・・血税を無駄に使われている一般庶民にとって滑稽なことですよね。

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