点滴、空になったけど体に空気入らないの?

 ナースマンやっていると、患者さんや付き添いの家族の方から・・・

 点滴が空になってしまったとき、点滴のチューブから身体に空気が入っていかないの? 

と質問されることがあります。


 結論から言うと、点滴のチューブから空気が入ることはありません


 なぜなら・・・ なんかの拍子に怪我をしたときどうなります?

 当然、出血しますよね・・・・

 ということは・・・・ ある程度の圧力で押された血液が破れた血管からあふれ出ている状態ですね。
 つまり、血管内の血液はある程度の圧力で押されていると言えます。


 だから・・・・・ 点滴のボトルが空になると、当然点滴のチューブ内にも空気が入ってきますが、静脈圧との兼ね合いである程度空気が進入したところでピタリと止まり(教科書的には点滴の針を入れた高さから10数センチほどの高さ)、決して空気が体の中へ入ることはありません・・・ ご安心ください。

 
 因みに、時々点滴の管の中に小さい気泡が混入し、薬液と一緒に体内に入ることがありますが、少々の気泡が体内に入っても体内で自然と吸収されてしまうので合併症(空気塞栓)を起こすことはありません。

 しかし、少々の空気でも体の中に入っていくのはあまりいい気持ちはしませんよね・・・・。
だから、自分たちは点滴を準備するときチューブに極力空気が入らないように注意しながら点滴の準備をします。
 

この記事へのコメント

2007年05月24日 09:31
点滴が残りわずかとはいえ、残った状態で針を抜いているのが一般的ですが、お薬を無駄にしているという事ですね。患者側からすれば、残りわずかになると、あわてて、看護師さんを呼びますが・・・。
うっかり寝入ってしまった時に点滴が終わっていた時は、やや血液が逆流していますよね・・・そういうことだったのですね。
豆知識になりました。ありがとうございます。
2007年05月24日 10:25
のんサン
そうなんです、点滴が落ちきってしまって血液がチューブが逆流しているのはチューブ内にある薬液の圧力より血管の圧力が高いためなんです。
患者さんによっては点滴が終わりそうになると身体に空気が入っては大変と早めに呼ばれる方がいらっしゃいますが以上のような理屈で空気が身体にはいることはないですねぇ・・・それよりも、薬液を少しでも無駄にしないため落ちきるだけ落としてしまった方が得だったりしますね。・・・これもちょっとしたトレビアでした。(^_^)v 
2007年05月24日 21:15
こんばんは
私の職場でも点滴が終わってしまったら空気が身体の中に入ると思っている人達ばかりです。
何回説明してもダメ。
逆血したらしたで血が出ていく~!!!
 自分で車椅子に乗れる人、自力で動ける人は別の理由で早く外して欲しい・・・・・隠れておやつを食べるためとタバコを吸いに行くためです。
 糖尿の患者さんは、間食しないように(強制的にベッドに)固定したいものです。
 食前に血糖値を調べてインシュリン注射をしても間食する人はする。
 糖尿病が悪化していても本人は気がついていないが困る。
2007年05月26日 17:02
ひこうちゅうねんサン
点滴は連続的に薬液が身体の中に入っていくので液が落ちてしまうとその勢いで空気が入っていくと思う方や逆血したら出血が止まらないのではないかと心配される患者さんがいらっしゃいますね。(患者さんが不安を訴えられる度に心配要らないことを説明しますが・・・)

 隠れ煙草に隠れおやつ・・・はやり一般病院にはそういう患者さんいらっしゃるのですね。
間食が多ければ血糖コントロールも不安定なのではないかと思いますし、インシュリン注射は厳格な食事療法と併せての療法なので、食事量が低下したときやシックデイなど血糖コントロールが崩れやすいときに低血糖発作を起こしやすくなるなど・・・色々患者さん本人がきつい思いをするのに・・・・・。
現にそれが原因で入退院を繰り返される患者さんも多いようですね。
2007年05月26日 17:40
>糖尿病について
以前私が入院していた時に、隣のベッドに、糖尿患者さんが入ってこられました。看護師さんから「食事制限が有るので、差し入れを上げない様に」と言われましたが、本人は「欲しい」と云って要求してくるので、あげていました。おやつが無くなると、病院の売店で購入せずに、病院を脱走してまでも、買いに走っていました。私からすると、『この人、どうして入院して要るのだろう?』と思いますが、異常な食い気は、病気がそうさせるのでしょうか?ビックリでした。
2007年05月26日 21:17
のんサン
そうですね、糖尿病の患者さんの中には病的に空腹感を訴え何かを食べずにはいられない方もいらっしゃるようです。
本人の意志の弱さもあるようですが、一説には今まで高めだった血液中の血糖値を脳が正常だと思いこんでしまい、治療によって急激に血糖値が下げられると食事を摂っても治療前のように血糖値が上がらないので脳が間違って「まだ食べられるよ!」という信号を送るため空腹感を訴えるという説があるようです。
多分その方も、病気がそうさせていたのかもしれませんね。
2007年05月26日 22:29
>気ままさんへ
ご親切な回答をありがとうございます。
糖尿病の人、全てがあんなに凄い食い気に成るわけではないのですね。食事制限されている方は、かなり皆さんお辛いのかと、想像していました。
バセドウ病は、糖尿病がセットと言われています。今のところ正常ですが、明日は、我が身かも???です。
2007年05月27日 22:21
のんサン
昨日、のんサンのブログにコメント書き込んでいる間にのんサンから上記のコメントいただいたときは、自分もビックリ&何だか嬉しい気持ちになりました。(^-^)
バセドウ病と糖尿病はセットでしたね・・・改めて思い出しました。
クキ
2007年06月04日 22:20
こんばんは、気ままさん。すっかりご無沙汰してしまいました。
実は5月上旬に同居している祖父(クキ父の父です)が、とても重い病気にかかっていることがわかり、入院してしまいました。(そんなこともあって、家が忙しく、ブログの更新やコメントもままならない状態です。)
病院では看護師さんたちからの献身的な、心のこもった看護していただいており、本当に頭の下がる思いです。
(病院では、いつも気ままさんを思い出します。)
現在、祖父もいろいろな点滴をしておりますので、この記事を読んで、心強く思い、また、安心しました。いつも、ためになる記事を、ありがとうございます。
2007年06月05日 21:48
クキさん
この度は、クキ父さんのお父様がご病気だそうで、お見舞い申し上げます。
入院されているお父様にとって病床で家族の姿を見ることはとても安心されることと思います。
看護師として働いていて感じることは患者さんにとって、自分たち医療者よりも家族が一番何よりの支えだということです。
色々と大変だと思いますが、クキさん自身も体調に十分気をつけてくださいね。
お父様の一日も早い回復をお祈りいたします。
2017年06月16日 22:34
気ままさん
そうなんですね
いつも、ドキドキしながら点滴の袋を睨んでました

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