救急の日イベントに行ってきた・・・

 9月9日は救急の日でしたね。

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 今年もキャナルシティー博多で救急の日に因んだイベントをやっていたので買い物序でにちょっと立ち寄ってみることにしました。

 今年は生憎ながら天候不順ということで、かなり内容が短縮・簡略化された形で行われましたが、ゆるキャラのお手伝いもあり会場は盛り上がっていました。


 去年も登場した福岡市消防局のイメージキャラクターファイ太くんに加え今年は福岡市特定健診のイメージキャラクターよかろーもんも登場です。
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 因みに左の防火服を着たのがファイ太くん、右の丸っこいのがよかろーもんです。


 人形を使ってAEDの使い方を説明しています。
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 AEDって何かご存じですか?
AEDとは心臓発作を起こした人に電気ショックを与えることで心臓の動きを元通りさせる救命機器です。
今では街のあちこちに置かれ倒れた人にいつでも使えることが出来ます。
でも、一般の人達の認識はまだまだ・・・誰もが使うことが出来るようにこのようなイベントを通して知ってもらうことが大切です。




 AEDの説明が終わると、福岡市消防局の救助隊と救急隊による救急活動のデモンストレーションです。

 ここではファイ太くんが急に心臓発作?を起こして倒れ、心肺停止状態という設定です・・・
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 通りかかった人が胸骨圧迫(従来で言う心臓マッサージ)をしながら協力者を得て119番通報してもらいます・・・
因みに、街中や家庭など病院以外で人が倒れたときに応急手当をする一般市民のことをバイスタンダーと呼びます。


 すると、そこに登場したのは・・・
2名のオレンジ服を着た救助隊員。
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何と!心肺停止で急を要することからヘリコプターで駆けつけました。(実際に離島や山間部など陸路で時間がかかり過ぎるときにはこうした出動もあるそうです)
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 あれ!? ファイ太くんがいつの間にか人形になってる!!!
まぁ・・・演技上の都合というか・・・ 大人の事情があるみたいなのでその辺は悪しからずご了承ください。 (^^ゞ

 バイスタンダーから応急手当を引き継ぎます。
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 バイスタンダーと協力してAED装着・・・
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 AEDから電気ショックの指示があるため電気ショックをかけます。


 するとその直後に救急隊が到着・・・ 
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 様態を観察すると心臓・呼吸とも戻っている様子、直ちに救急車で病院へ搬送となったところでデモンストレーション終了。

 デモンストレーションの具体的な事は去年とほとんど変わらないので、その内容を知りたい方は下のリンクを参照してください。
 →救急の日イベント2011に行ってきた~AED編~
 →救急活動デモストと救急車展示~救急の日イベント2011~





 そして去年と同様に救急車展示も行われていました・・・

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 今年はTOYOTA製の救急車ハイメディックでした。
しかも、今年の展示車は予備車では無く現役の救急車のようです。


 救急車の後部ドアから見た救急車の内部です。
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 一般の人でもこの風景ならよく見ると思いますが、救急車の車内をじっくり見ることはあまりありませんね。

 今回は、救急車に装備されている一部の医療機器を撮ることができたので、その分だけ紹介することにします。


 まず後部のドアから見て目立つものと言えば、傷病者を寝たまま運ぶことが出来るストレッチャー(移動式寝台)でしょう。
それから、ストレッチャーの横にあるオレンジの板状の物はバックボードと言われる担架です。
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 バックボードは主に脊椎を痛めた恐れのある傷病者の搬送に使われます。
脊椎を痛めた場合、不用意に身体が動いてしまっては症状を悪化させる恐れがあるため、バックボードに何本ものベルトで身体の動揺がないよう確実に固定します。
因みに、お笑い芸人のスギちゃんも胸椎粉砕骨折で救急隊にお世話になりましたが、搬送の時にはこれを使ったと思われます。


 ストレッチャーにも救命のための医療器具が展示してありました・・・
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 これはバック&マスク・・・
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 病院なんかではアンビューバックとか言われてますが手動式の人工呼吸器みたいなものです。
風船みたいに膨れたところを押すことでマスク内に空気が押し出され人工呼吸を行うことが出来ます。


 携帯式の小型AED・・・
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 ここ最近、AEDも小型化が進められているようです。


 プロ用のAED・・・
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 ストレッチャー横の棚に装備され、自動式のAEDモードと自分の判断で電気ショックを掛ける手動モードがあります。
また、除細動器だけでなく心電図や血圧などのバイタルサインも測定できるようです。


 これは吸引器・・・
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 意識が無く、気道に血液や粘液、嘔吐物などが詰まり自分では喀出出来ないとき、この器械を使い吸い出します。


 そして、天井に下がっていたのは・・・
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 静脈路確保のための輸液ボトル、自分の施設でもよく使うラクテック(乳酸リンゲル剤)が掛けられていました。
こちらの点滴は、救急救命士が心臓・呼吸が止まった傷病者に使うことが出来ます。
 因みにこの点滴ですが、今の時点では心肺停止になって初めて使うことが出来ます。
しかし、今後さらに救急救命士の業務が拡大されるとショック状態(心臓が何時とまってもおかしくない重篤な状態)の傷病者にも使用できるようになるかもしれません。
 

 こちらのバックは気道確保するための気管挿管セットが入っています・・・
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 こちらも救急救命士が呼吸停止の傷病者に対してチューブを気管まで挿入し気道を確保します。
先ほど紹介したアンビューバックと組み合わせて使います。



 天井付近にある収納スペースにはなんとぬいぐるみが・・・
救急の場面では何故こんなモンが??? こんなモン要らんモンやろうが!と思われがちですが・・・
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 傷病者が子供の場合、この縫いぐるみであやすことで不安と緊張を和らげます・・・。
確かに、子供の急病や事故などで普段頼りになる親はオロオロしているし、救急隊員は厳つい格好しているし、これじゃ子供の不安や緊張を煽るだけですもんね・・・。



 救急車側面に展示されていた救急隊員用のベスト・・・
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 表にはポケットが付いていてよく使う聴診器や絆創膏、無線などを入れることができます。
 ベストの裏には救急のシンボル「ライフオブスター(生命の星)」が大きく描かれてます。

 あっ!でも「特別救急隊」って何でしょう???
病院の医師をピックアップして救急現場に駆けつけるドクターカーの役割をする救急車?でしょうか??
それとも、救急救命士の処置拡大(心肺停止前の点滴、低血糖時のブドウ糖の経静脈投与、喘息発作時の吸入薬投与)に向け処置を検証するためのモデル的な救急隊のことでしょうか???
(今思えば、会場にいた救命士さんにでも聴けば良かった・・・と後悔しちゃいましたが・・・)


 

 以上、救急車の中をほんのちょっと紹介してみましたがどうでしたか!?
 
画像 救急車と言えば、平成の初めまでサイレンを付けたただの寝台車のような物で、それに乗務する救急隊員も傷病者をとにかく早く病院に運ぶのが主な仕事でした。

 しかし、平成3年に救急救命士制度が発足されたのを機に救急車の機能も大きく替わりそれまでの寝台車から応急処置ができる病院のICU並みの設備を持ったものに大きくモデルチェンジしました。

 でも、幾ら病院並みの設備を持った救急車が登場し救急救命士に出来る処置が拡大されようとも、人が倒れたときに周りの人が正しい応急手当をしないと救えない命は沢山あります。

 人が倒れたとき、周りに居合わせた一般の人達、誰もが当たり前のように応急手当が出来るような世の中になれば・・・と思います。

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